
紙マニフェストが残る理由は?処理業者が全件電子化できない本当の原因

なぜ紙マニフェストはなくならないのか?
電子マニフェストの利用者が増えている一方で、紙マニフェストも根強く残っています。特に、中小規模の排出事業者は、「年に数回しか出さないから」や「慣れているから」という理由で、紙マニフェストの運用を続けているケースも少なくありません。排出事業者が電子マニフェストに切り替えない限り、処理業者は全件電子マニフェスト化することができません。本来電子化することで、業務工数の削減ができるはずが、一部紙マニフェストの運用が残ることで一定の工数とコストがかかってしまいます。あと一歩で全件電子化できるのに・・・そう感じている処理業者の方にお役に立てる記事です。
目次
1.紙マニフェストが残る理由
現在でも多くの排出事業場で、紙マニフェストのやり取りが続いています。特に中小規模の排出事業者の中では、「今のやり方に慣れているから」や「年に数回しか出さないから」、「コストがかかる」といった理由で、紙マニフェストの運用を続けているケースを多く聞きます。また、回収頻度が高くない排出事業場では、手書きでも十分に対応できてしまうため、「電子化するほどでもない」と判断されがちです。さらに、電子マニフェストの仕組みそのものを難しそうと感じている事業者も多く、結果的に新しい仕組みへの移行が後回しになってしまいます。このように、紙マニフェストが残る背景には、慣習的・実務的な要因が大きく影響していると考えられます。
2.排出事業者の意識の壁をどう乗り越えるか
現状の運用に課題を感じていない場合、自ら効率化や改善に向けて情報収集を行う人は多くありません。紙マニフェストの運用を続けている事業者の中には、電子マニフェストの切り替えで受けられるメリットを知らないまま、運用している可能性もあります。だからこそ、こちらから電子マニフェストの具体的なメリットを丁寧に伝えることが重要です。そこで、改めて電子マニフェストのメリットを整理しておきましょう。
電子マニフェストへ切り替えるメリット
電子マニフェストへ切り替えるメリットは下記の通りです。
- 作成時のミスを防止
・必須項目の確認があるため、記載ミスや漏れを防げる
・手書き作業や転記が不要で、事務ミスのリスクを大幅に削減 - 管理・保管の手間が軽減
・書類の保管スペースが不要になり、探す手間もゼロに
・システム上で一覧・検索・絞り込みができ、情報整理がスムーズ - 行政報告(産業廃棄物管理票交付等状況報告書)が不要
・データとしてJWNETに記録が残るため、報告資料の作成・報告が不要
・処理状況もリアルタイムで確認でき、報告精度が向上
電子マニフェストは、一定の費用が掛かるものの、管理・保管の手間や行政報告(産業廃棄物管理票交付等状況報告書)が不要になる点では、排出事業者にとって大きなメリットになると考えられます。特に、年に数回しかマニフェストの発行をしないにも関わらず、わざわざマニフェストの管理・保管を行ったり、行政への報告業務が発生する方が、”無駄な工数”と考えることもできます。
電子マニフェスト導入の実務的ハードル
ここまでの話で、電子マニフェストの利点に共感を得られたにもかかわらず、「うまく導入できるか不安」「パソコン操作に自信がない」といった理由から、切り替えの障壁になっているケースもあります。そのため、電子化を進めるには、単にメリットを伝えるだけでなく、導入時の不安を解消するためのサポートや負担を減らす仕組みが求められます。
とはいえ、排出事業者ごとに不安や課題に寄り添いながら、電子マニフェストの導入を支援するのは、処理業者にとっても大きな負担です。実際には本業の傍らで説明やフォローを行う余裕がなく、結果として全件の電子化が進まない要因にもなっています。そこで弊社では、処理業者様に代わり、排出事業者様向けに弊社システムを利用した電子マニフェスト導入の支援を行っております。
3.システム利用で誰でも簡単に電子マニフェストへ切り替え
JWNETと公式に連携した排出事業者向け支援ツール
弊社が提供する「エコロジネットプラス」は、JWNETと正式に連携している電子マニフェスト支援ツールです。処理業者様に新たなシステムを導入していただく必要はなく、これまで通りJWNETをご利用いただくだけで問題ありません。もちろん費用もかかりません。本システムはあくまで排出事業者側の電子マニフェストの運用を簡略化するための仕組みです。つまり、紙マニフェストを運用している排出事業者の「切り替え」をスムーズに進めるためのサポートツールです。
迷わず使えるシンプル設計
電子マニフェストへの切り替えが進まない理由の一つに、「PC操作への不安」や「JWNETが難しそう」という排出事業者の声があります。エコロジネットプラスは、こうした不安を解消するために視覚的にわかりやすい画面になっております。たとえば、廃棄物の回収依頼は「対象品目を選ぶ」→「回収日をカレンダーでクリックする」だけ。複雑な入力操作は不要で、マニフェストは自動的にJWNETへ連携されます。パソコンに不慣れな方でも感覚的に利用できます。
現状、紙マニフェストの運用で課題を感じていない排出事業者も多く、だからこそ新しい方法を積極的に探すことが少ないのが実情です。しかし改めて考えると、電子マニフェストの方がトータルで効率的でメリットも大きいと考えることもできます。とはいえ、メリットはあるものの「うまく切り替えられるか不安」という声もよく聞かれます。弊社のサービスなら、排出事業者様も簡単に電子化に切り替え運用することができます。
一部紙マニフェストの排出事業者様へ電子化のご提案をされたい処理業者様は、是非お気軽にご連絡ください。
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