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廃棄物の処理費用削減!ポイントは廃棄物データの見える化!

廃棄物処理費用を削減するには?廃棄物データの見える化について
近年、ドライバー不足や人件費の高騰により、廃棄物の処理費用は増加傾向にあります。企業としては処理費用を抑えたいと考えるものの、実行するにはなかなか難しいのが実情です。本記事では、処理費用削減について、業者の切り替え以外の方法について解説します。
目次
1.廃棄物の処理費用の現状と課題
ドライバー不足や人件費高騰による処理費用の上昇
近年、ドライバー不足や人件費の高騰などによる影響で廃棄物の処理費用は上昇傾向にあります。廃棄物担当者からは「処理費用を削減するよう指示されているが、どう対応すればよいかわからない」という声も多く聞かれます。
業者切り替えによるリスク
廃棄物の処理費用削減の手段として、処理業者の見直しを検討する企業もありますが、安易な切り替えには注意が必要です。処理費用が相場より極端に安い場合、不適正処理や不法投棄といったリスクが潜んでる可能性があります。こうしたリスクを回避するためには、適正価格か、行政の許可を取得している業者か、処理体制がしっかりしているかを確認することが重要です。
2.企業全体で取り組む処理費用の削減
業者変更以外の削減方法
多くの企業では、複数の拠点を持ちながらも、廃棄物の管理を各現場に任せているケースが一般的です。このような状況では、本社が「処理費用を抑えるように」と指示を出しても、現場では「県内でこの廃棄物を処理できるのは1社しかない」「資源化などできることは対応済み」といった声が上がり、費用の削減方法は値下げ交渉しかなく手段が限定的になります。しかし、各拠点で処理費用の削減を検討するのではなく、企業全体として取り組むことで多角的に削減方法を検討することができます。例えば、拠点ごとの廃棄物を集約して一括回収することで、運搬効率を高めることができます。また、少量では有価買取が難しい廃棄物でも、企業全体の総量としてまとめれば、買取可能になる場合もあります。このように、業者切り替えに限らず費用削減を図ることが可能です。
「廃棄物データの見える化」と「一元管理」の重要性
このように処理費用の削減を「各拠点に任せる」から「本社主導で一元管理する」体制への転換が重要です。各拠点からの廃棄物データを集約することで、「どこで」「どのような」廃棄物が「どれだけ」発生しているのかを可視化できるようになります。これが、「廃棄物データの見える化」です。廃棄物データの見える化ができれば、以下のような多角的な費用削減の検討が可能になります。
各拠点の回収ルートを見直し、運搬コストを削減
各拠点の排出量では買い取り対象にならない廃棄物を、全体としてまとめることで有価物として買い取りが可能
各拠点ごとの廃棄物管理方法の好事例を横展開
つまり、一元管理によって廃棄物データを見える化でき、より柔軟かつ効果的な費用削減策を打つことができます。単にデータを集めるだけでなく、「全社的な意思決定につなげる」ための基盤として、廃棄物データの見える化と一元管理は不可欠な要素と言えます。
弊社では、自社開発のシステム「エコロジネットプラス」を使った廃棄物データの見える化と一元管理、そのデータをもとにした費用削減のご提案まで一貫してサポートしています。
3.廃棄物データを見える化する「エコロジネットプラス」
エコロジネットプラスの主な機能
「エコロジネットプラス」は、現場の廃棄物管理の実務を効率化し、各拠点の廃棄物データを見える化するシステムです。
主な機能は以下の3つです。
① マニフェストの自動登録
廃棄物処理の委託には、法令によりマニフェストの交付が義務付けられています。エコロジネットプラスは電子マニフェスト(JWNET)と連携しており、日々の煩雑なマニフェスト登録作業を自動化します。
② 廃棄物データの見える化
産業廃棄物、一般廃棄物、有価物などのデータを一元管理できます。処理業者が電子マニフェストに登録した数量データは、エコロジネット上に自動で反映されます。
③ 契約書・許可証の管理
排出物ごとに収集運搬業者、処理業者を設定し、それぞれに対応した契約書や許可証を保存できます。必要なときにすぐ確認できる仕組みです。
エコロジネットプラスによる「見える化」と一元管理の具体的効果
拠点ごとの情報回収を仕組化
各拠点ごとに廃棄物データを収集する場合、手作業による集計や命名規則のばらつきなどにより、データの統一が困難になります。エコロジネットプラスは、電子マニフェスト(JWNET)と連携し、廃棄物データを自動で取得、統一化することができるのデータを簡単に集約できます。
全社情報を元に分析が可能
各拠点の廃棄物データを一元管理することで、「回収ルートの最適化」や「資源循環の取り組み」など、現場単位では実現が難しい施策を本社主導で設計・実行できるようになります。これにより、拠点単体では気づきにくい費用削減の機会を見出せるようになります。
コンプライアンス強化と業務の標準化
契約書や許可証を排出物×収集運搬業者×処分業者単位でフローを一元管理できるため、書類の管理を効率化できます。また、排出から最終処分までの処理ルートを標準化することで、属人化を防ぎ、組織全体での運用レベル向上につながります。
エコロジネットプラスは、現場の業務効率化と廃棄物データの見える化、そしてコンプライアンスの強化を実現するシステムです。
「まずは自社の廃棄物データを見える化したい」「現場に負担をかけずに費用削減を検討したい」とお考えの企業様は、ぜひ以下のフォームよりお気軽にお問い合わせください。
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